ブロックの紹介

パソリッチのブロックには次のようなものがあります。


接続

ペアリングするためのメニューを表示させる機能を持つブロックです。

ICカードリーダーを初めて接続した場合、「ペアリング」が必要です。 はメニューを表示するので、手動でICカードリーダーを選択することになります。

〔読み取りブロック〕でもペアリングのメニューを表示できるため、このブロックをプログラムの中で使う機会は多くありません。ブロックリストの上で直接クリックするようなことが多いです。

ただし、あらかじめ準備設定するようなプログラムを実行する場合には使えます。


読み取りとIDm

ペアリングしたICカードリーダーの番号を指定して読み取り動作を実行するブロックです。

ペアリングできてない場合は、ペアリングのメニューが表示されるので、手動で選択してICカードリーダーを接続する必要があります。

読み取られたIDm(カード識別番号)は、(○番のIDm)変数に格納されます。カードが存在しないまま読み取った場合は、IDmは空扱いとなり、も空っぽになります。

複数のICカードリーダーを利用する場合は、ペアリングした順に番号が割り当てられます。

2番目にペアリングしたICカードリーダーの読み取りやIDmの格納は「2番」を指定する必要があります。


IDmリセット

(IDmブロック) をリセットするブロックです。

すべてが空っぽになります。残しておきたい場合は別の変数に代入しておいてください。


デバイスリセット

ICカードリーダーとの接続をリセットするブロックです。

通常のプログラムではほとんど利用しないブロックですが、万一ICカードリーダーの動作がおかしくなった場合に、接続を切って再接続することで復旧できることがあります。

ICカードリーダーは、Scratchプロジェクトごとに接続が独占される仕組みになっています。別のウインドウやタブで並行して動かした別のScratchプロジェクトからICカードリーダーを接続しようとしても、すでに接続済みのICカードリーダーは利用することができません。

たとえば、1つしかないICカードリーダーを別のプロジェクトで切り替えて利用したい場合には、接続していたプロジェクトで 〔デバイスリセット〕プロックを実行し、それから別のプロジェクトであらためて接続してもらう必要があります。

複数のICカードリーダーが接続されていて、別々のプロジェクトで重ならないように個別のICカードリーダーの接続を割り当てれば、問題ありません。


読み取られたとき

〔読み取り〕プロックで読み取り動作をしたあと、呼び出されるハットブロックです。

読み取ったIDmをもとに処理するプログラムを実行したい場合は、このハットブロックに続けることで読み取り動作がある度に実行することができます。

また、呼び出されるのは、対応する番号のICカードリーダーが読み取られたときのみです。

動作した読み取りブロックと対応する番号ではないハットブロックは呼び出されませんので、使い分けることができます。

ハットブロックは複数使用することができます。

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